K-1以外の立ち技格闘技
総合格闘技においては、日本のPRIDE、アメリカのUFCを中心に、様々な大きな団体が乱立しています。
しかもまた新しくホジャー・グレイシーをエースのbodogですっけ?そんな感じの超金持ち団体が参入するとかなんとかいう話です。
総合がこんだけ盛り上がっている背景には、UFCがアメリカで大ブームになり、かくかくしかじか・・・な理由があるわけですが、
それはまたの機会にすることにして、今回は世界の立ち技格闘技について書いていこうと思います。
現在日本では、当然のようにK-1が立ち技の世界最強を決める場所、という風に言われていますが、世界ではどうなっているのでしょうか。
はい。日本といっしょです。
中量級と重量級においては、世界でもやはりK-1は立ち技最強を決める団体です。
そのへんのキックボクシングの団体に出場する場合と、K-1に出場する場合にはファイトマネーの差は激しいものがあります。たぶん。
十数年の歴史があるK-1には、すでにブランド効果のようなものがついています。
現段階では3階級しかないですが、例えば新階級としてライトヘビー級などを創設すれば一瞬にして世界のライトヘビー級キックボクサーたちがK-1に終結し、
瞬く間に世界で最も権威のある立ち技タイトルとなることでしょう。
HERO'SなんかはK-1というブランドがなければそのへんの総合格闘技団体にすぎません。
むしろHERO'SがK-1の価値を落としているような・・・。
まぁそれは置いときましょう。
みなさんも周知の通り、キックボクシングの世界タイトル認定の機関っちゅーもんは、なんていうかマイナータイトルしかないんですよね。
たとえWKAだのISKAだのの、世界タイトルを獲得しても、日本タイトルとあんまり変わらない評価しかされないでしょう。
まあ軽量級には、タイのムエタイ殿堂ラジャダムナンスタジアム、ルンピニースタジアムの各タイトルにとても価値がありますね。
現状としては軽量級がムエタイ、中量級がMAX、重量級がK-1ヘビーを目指す、という風になっています。
一番恵まれないのはMAXにしては大きすぎ、重量級にしては小さすぎるというライトヘビー級の選手たちです。
メルヴィン・マヌーフをヘビーの試合に出すのはかわいそうすぎますよ。
一応最近まではSUPERLEAGUEという欧州最大のキックボクシングリーグがあったんですが、金がなくなったやら、ファイトマネーが払えなくなったやらで
つぶれちゃいました。アルバート・クラウスや佐藤嘉洋などが活躍していました。
以下はSUPERLEAGUEの動画です。
佐藤嘉洋vsシェイン・チャップマン(http://www.youtube.com/watch?v=2uUct1xZVcQ)
アルバート・クラウスvsモウッサ・コネート(http://www.youtube.com/watch?v=3kmHuZJwQcQ)
アルバート・クラウスvsホセ・バラダス(http://www.youtube.com/watch?v=YQkwhW31Rjg)
他にもジョーダン・タイやカマル・エル・アムラーニといった強力選手が活躍していました。
YOUTUBEでSUPERLEAGUEで検索してください。
他にも、名前からしてK-1を意識していると思われる、A-1 WORLD COMBAT CUPなるものがあります。
階級は少し違うようですがK-1MAXのようなトーナメントを行っているらしく、2004年はマイク・ザンビディス、2005年はセルカン・イルマッツ、
2006年はファリッド・ヴィヨムが優勝しています。あんまりレベルは高くないですが、賞金は1000万円だったりします。
以下はA-1の動画です。
セルカン・イルマッツvsダニー・レイス(http://www.youtube.com/watch?v=TUsQavwYDkU)
マイク・ザンビディスvsピート・スプラット(http://www.youtube.com/watch?v=CHvpE5_ESLQ)
マイク・ザンビディスvsグルカン・オズカン(http://www.youtube.com/watch?v=MZJfvQcZ8m8)
マイク・ザンビディスvsヘッドハンター(http://www.youtube.com/watch?v=OhRfVkAUWsM)
他にもYOUTUBEでZAMBIDISで検索すれば色々出てくるでしょう。
他にも、超マイナーですが中国のI-1などがあります。いろいろ探してみるのもおもしろいかもしれません。
まぁ、なんていうか、世界の投資家のみなさん、激戦の総合に資産を投入するなら、立ち技にも目を向けてみませんか?ってことです。はい。